【松山市】伊予銀行が普通預金金利0.4%へ。1992年頃バブル崩壊直後以来の水準、市民生活への影響は?
愛媛の地銀である伊予銀行、愛媛銀行は、円の普通預金金利を現在の0.3%から0.4%へ引き上げると発表しました。新しい金利は2026年8月3日から適用されます。→伊予銀行ホームページ、愛媛銀行ホームページ

普通預金金利が0.4%台となるのは1992年頃以来の水準とされており、「預金金利がほとんど付かない時代」を長く経験してきた人にとっては大きな変化といえそうです。1992年はバブル崩壊直後。100万円預けると年間約4,000円(税引前)の利息が付く水準です。
なぜ金利が上がる?
背景にあるのは日本銀行の金融政策です。日本銀行は長年、景気を支えるため超低金利政策を続けてきました。しかし近年は物価上昇や賃上げが進み、金融政策の正常化を進めています。その流れを受け、各金融機関は預金金利や貸出金利の見直しを進めています。伊予銀行、愛媛銀行は普通預金金利の引き上げに加え、企業向け融資や住宅ローンなどの基準となる「短期プライムレート(短プラ)」も引き上げる方針を発表しています。
市民生活への影響は?
預金者にはプラス
例えば100万円を普通預金に預けた場合、
年0.3% → 利息約3,000円(税引前)
年0.4% → 利息約4,000円(税引前)
となり、利息収入が増えることになります。もちろん税金が差し引かれるため実際の受取額は少なくなりますが、「預けてもほとんど増えない」と言われてきた状況からは変化が見られます。
借りている人には負担増の可能性
一方で注意したいのが借入金です。変動金利型の住宅ローンや事業融資は、今後の金利上昇によって返済額が増える可能性があります。特に住宅ローンを利用している家庭では、
✓固定金利か変動金利か
✓金利見直し時期はいつか
✓将来の返済額がどう変わるか
を確認しておくことが重要になりそうです。
ゆうちょ銀行、JAバンクも続く?
全国的にはゆうちょ銀行やJAバンクなども、日本銀行の利上げに合わせて預金金利を見直してきた経緯があります。ゆうちょ銀行は少し先になりますが、2026年8月10日から金利を0.400へ引き上げることが正式に発表されました。→ゆうちょ銀行
JAバンクは全国一律ではなく、各JAごとに決める仕組みとなっています。JAえひめ中央は現在年0.200%(税引前)でまだ金利引き上げなどの情報は確認できません。ただ、市場金利の上昇が続けば、追随する金融機関が増える可能性は十分ありそうです。
松山市民として注視したいポイント
今回の金利上昇は、「預金が増えやすくなる」という明るい面だけでなく、「借入金の負担増」という側面もあります。
今後は、
・普通預金や定期預金の金利動向
・住宅ローンの変動金利
・マイカーローンなど各種ローン金利
・ゆうちょ銀行やJAバンクの対応
などを確認しておくとよいでしょう。

伊予銀行の普通預金金利0.4%は突然の出来事ではありません。2024年に日銀がマイナス金利政策を終了して以降、日本では2024年7月、2025年1月に追加利上げをしており、金利のある時代への転換が進んでいます。そして今回政策金利を1.0%へ引き上げ、約31年ぶりの高水準となりました。今後は様々な金融機関にも同様の動きが広がる可能性があります。日銀内部では「さらに利上げが必要」との意見も出ており、市場では2026年中の追加利上げを予想する見方もあります。長く続いた超低金利時代から、日本の金利環境は少しずつ変わり始めている…今回のニュースはその変化を身近に感じる出来事のひとつとなりそうです。
伊予銀行本店営業部↓






