【松山市】もしもの時に備えて。松山市が「終活情報登録」を開始。緊急連絡先やエンディングノートの保管場所などが登録可能に。

愛媛県

松山市では、2026年8月3日から「終活情報登録事業」を開始しました。これは、本人が元気なうちに、緊急連絡先やかかりつけ医、エンディングノートの保管場所、終末期医療の意思表示、葬儀の生前契約などの情報を松山市に登録しておく制度です。登録できる情報は任意で選べます。

松山市役所

急病や事故などで本人が意思表示できなくなった場合や死亡した場合には、あらかじめ指定した親族などのほか、警察、消防、医療機関、福祉事務所からの求めに応じて、市が登録情報を開示します。また、緊急連絡先やかかりつけ医などの情報は松山市消防局とも共有され、救急活動などにも活用されるとのことです。

何を登録できる?

・基本情報(氏名、住所、生年月日、血液型、本籍地など)
・緊急連絡先
・かかりつけ医・アレルギー・既往症など
・エンディングノートの保管場所
・終末期医療の意思表示
・臓器提供の意思表示
・献体の意思表示
・葬儀などの生前契約
・墓・納骨堂などの所在地
・遺言書の保管場所など
・その他、本人が登録したい事項
ただし、すべての情報が同じタイミングで開示されるわけではないのがポイント。例えば墓・納骨堂の所在地や遺言書の保管場所などは、本人が死亡した後に、あらかじめ指定した人から求めがあった場合などに開示されます。→松山市ホームページ

対象・費用・申請方法

対象は松山市に住民票がある人。登録は無料です。原則として本人が申請しますが、認知症などで意思表示が難しい場合は、後見人、後見人がいない場合は親族による登録も可能です。申請は、申請書と必要書類を松山市役所長寿福祉課へ窓口または郵送で提出。登録すると、屋内掲示用の登録証と携帯用登録カードが交付されます。

「終活情報登録」だけじゃない

松山市は以前から終活関連の取り組みを行っていて、「松山市エンディングノート」も無料で配布しています。長寿福祉課、介護保険課、高齢者総合相談窓口、各支所、松山市社会福祉協議会などで配布しており、電子データをダウンロードすることもできます。→松山市ホームページ

写真AC

イメージです

さらに、終活出前講座も実施。終活サポートアドバイザーが、終活の基礎知識、エンディングノート、医療・介護・財産・葬儀などの備え、人生会議について説明します。対象は市内で活動する終活に関心のある市民グループで、10~20人程度。講座は無料です。

まとめ

「終活」というと、亡くなった後のことを考えるイメージがありますが、今回の制度は本人が元気なうちに、自分の希望や必要な情報を整理し、もしもの時に家族や医療・救急関係者へつなげるための仕組みともいえます。「何から始めればいいかわからない」という人は、まずエンディングノートを書いてみるところから始めてもよさそう。家族で将来のことを考えるきっかけになればと思います。

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