【松山市】松山市民病院の小児科が2027年3月末で閉科へ。少子化や医師確保が背景、松山圏域の小児救急にも影響か。

愛媛県

大手町の「松山市民病院」の小児科が、2027年3月末をもって閉科することが分かりました。→松山市民病院小児科診療終了のお知らせ

号外NET中予読者様からも情報提供いただきました。病院によると、閉科の背景には「少子化による小児人口の減少や医師確保など、当院を取り巻く医療環境の変化」があるとしています。2026年度をもって小児科の診療を終了する方針です。

松山市民病院で長年地域の小児医療を担ってきた小児科

松山市民病院の小児科では、一般的な子どもの病気の診療だけでなく、専門性の高い診療も行われています。現在の外来診療担当表を見ると、重見律子先生による「神経」、小西恭子先生による「循環器」、八木悠一郎先生による「アレルギー」の専門外来が設けられています。小児神経、小児循環器、小児アレルギーといった専門診療を目的に、松山市民病院を受診している患者もいると思います。

イメージです

今回の閉科によって、こうした専門診療を受けている患者さんにとっても、今後の診療先が大きな関心事となりそうです。病院は現在診療中の患者について、診療終了まで責任をもって対応するとともに、必要に応じて適切な医療機関へ紹介するとしています。

松山圏域の小児救急を支える3病院の一つ

今回の閉科で気になるのが、地域の小児救急への影響です。愛媛県立中央病院ホームページによると、松山圏域では、時間外の小児救急について、一次救急の多くを急患センターや休日診療所が担い、二次救急については「松山赤十字病院、松山市民病院、愛媛県立中央病院」が対応しているとのこと。

例えば愛媛県立中央病院は小児の三次救急をすべて担うほか、小児病棟30床を備え、年間約800人の小児患者が入院しています。また、松山赤十字病院も小児二次救急を担い、2024年には小児科の外来延べ患者数が1万6226人、入院延べ患者数が1万348人とのこと。もちろん、松山市民病院の小児科が閉科したからといって、松山市内から小児医療そのものがなくなるわけではありません。一方で、これまで3病院で分担してきた小児二次救急のうち、松山市民病院が担ってきた部分を、今後は残る医療機関がどのように支えていくのかという点は、地域医療を考えるうえで気になるところです。

「小児科が一つなくなる」だけではない今回の閉科

松山市民病院は、今後も地域の急性期医療、二次救急、高齢者救急を中心に、地域に必要とされる医療の充実に努めるとしています。

少子化や医師確保などを背景に、地域医療のあり方が変化する中で、松山市民病院という大きな急性期病院から小児科がなくなることは、松山市の子育て世帯にとっても、地域医療にとっても大きなニュースです。現在、小児科を受診している患者さんにとっては、これまで診てもらってきた医師による専門診療を今後どこで受けることになるのか、そして小児救急を含む地域の医療体制が今後どう変わっていくのか、注目されます。

☆すみれちゃんのママ、情報提供いただきありがとうございました!☆

松山市民病院
住所
愛媛県松山市大手町2-6-5
最寄り駅
伊予鉄市内電車「大手町」(駅より徒歩3分)
電話番号
0899431151
関連リンク

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

号外NETに新機能が追加されました↓

号外NETに取材に来てほしい お店・企業さまへ

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!