松山のソウルフード「日切焼き」をご存知ですか？私は松山に来て初めて知りました。誕生は1912年で、いわゆる今川焼きや大判焼きのようなもの。松山市民にとってはひぎりやきがお馴染みの呼び方ですね。松山市駅前の日切地蔵の境内で売られていたことに由来します。

善勝寺に安置されている「日切地蔵尊」から名をいただき「日切焼き」となり、市民のおやつとして親しまれてきたそうです。以前は大街道やまつちかタウンなどにもお店があったのですが…現在は善勝寺隣に店舗があります。

【松山市】半世紀の歴史に幕…ひぎりやきまつちか店が2021年2月28日閉店しています。跡地にはなんとあのお店が。

澤井本舗では昭和36年頃から、店頭での実演販売を続けられているそう。鉄板がぱたん、ぱたんと重ね合わされて焼かれる様、「日切焼」の焼印が押される様子は延々と見ていられます。

こちらのお店では定番の小豆や白あんのほか、限定のあんなどもあります。鍋焼うどんや飲み物もイートインできます。

ソフトクリームの上にどん！と乗ったひぎりやきの存在感が凄い、おひぎりパフェも人気！

2023年10月来店時の限定はカマンベールチーズでした。

1階でちょっと座ってイートインすることもできましたし、2階にも席があるそうです。

一般的な呼び名の大判焼きや今川焼きと、ひぎりやきは、製造工程や材料比率が違うとのことです。周りの生地は、愛媛県産の卵を使っていたり気温や湿度によって、毎日生地の配分や時間を調整しているこだわり。薄めの皮で細かい気泡があります。小豆あんの小豆は北海道産で季節によって炊き上げ方を変えているそう。程よい上品な甘さがお茶やコーヒーと合いそうと思いました。限定のカマンベールチーズも、甘さ控えめでねっとりしたあんが美味しくてとっても美味しい！ひぎりやきが食べられて、ゆっくりお茶ができるカフェはここだけ。是非行ってみてくださいね。

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