【松山市】期間限定・オンライン診療始まる。開始時期、対象者、注意点、利用方法などをまとめました。

松山市が2025年12月1日から2026年1月31日まで、夜間・休日における内科および小児科のオンライン診療サービスを開始します。スマートフォンやパソコンを使って、自宅から医師の診察を受けられる新しい選択肢が登場。仕事で通院が難しい人や、小さな子どもがいる家庭にとって、暮らしの安心につながる大きな変化です。松山市でオンライン診療が始まった背景、メリット、予約の流れ、注意点などをまとめました。

松山市役所

オンライン診療が広がった背景

厚生労働省の制度拡大により、初診でもオンライン診療が可能となるケースが増えたことが大きな要因。また、愛媛県全体で医療のデジタル化を推進していることも導入の後押しになっていると思います。特に2024年度の年末年始は、報道によると1次救急医療機関となっている市医師会休日診療所と市急患医療センターに前年度の1.7倍となる2743人の患者が訪れ、インフルエンザの流行と重なり、受け付け待ちの行列が発生するほどだったそうです。こうした混雑を避けるためオンライン診療が導入されたようです。

オンライン診療の内容・対象者

診療科目

・内科(松山市在住の平成22年4月1日以前生まれの方)

・小児科(松山市在住の平成22年4月2日以降生まれの方)

実施期間

・内科

2025年12月1日~2026年1月31日

月曜~金曜(祝日を除く)…18時~翌9時

土曜…12時~翌9時

日曜・祝日…9時~翌9時

年末年始…2025年12月29日9時~2026年1月5日9時

・小児科
年末年始のみの実施です。

2025年12月29日8時~2026年1月5日8時

オンライン診療で診察できる症状

発熱・せき・のどの痛み・吐き気・頭痛など。インフルエンザや新型コロナの診察もしてもらえるようです。レントゲンが必要だったり、外科治療が必要な場合はオンライン診療で診察できないこともあるので、詳しくは松山市ホームページでご確認ください。

利用方法

市のオンライン診療ページから申し込みをします。名前、住所、症状などを入力して受付をし、保険証や支払い方法などを登録します。SMSが届くので、そこに記載されているURLをタップしてビデオ通話にて診察してもらえます。診察後、医師の判断に基づき薬が処方された場合、調剤薬局にて薬を受け取ります。利用方法については詳しくはこちらをご覧ください。

料金、支払い方法

対面診療と同等です。ただし、松山市子ども医療費助成・ひとり親家庭医療費助成・重度心身障害者医療費助成の受給者証は、オンライン診療では使用できません。自己負担分を支払った後、払い戻しの申請を行う必要があります。また、別途システム利用料330円(保険適用外)が必要です。支払い方法はクレジットカード払いかコンビニ後払い(手数料277円)が選べます。

松山市役所

メリット

予約時間にスマートフォンやパソコンを開くだけで診察が受けられるので、病院で長く待つ必要がなくなります。年末年始など、かかりつけ医が休みの時期は特に待ち時間が長くなり、違う病気をもらってしまうなどのリスクも考えられます。緊急性が少なそうな症状で夜間外来や救急外来などに向かう前にオンライン診療を利用することで、医療資源の適正配分も期待されます!赤ちゃんを連れて行くのは大変…という方、仕事が忙しく夜しか空いていない…という方にも大変ありがたい制度。

注意点

松山市子ども医療費助成・ひとり親家庭医療費助成・重度心身障害者医療費助成の受給者証は、オンライン診療では使用できません。自己負担分を支払った後、払い戻しの申請を行う必要があります。薬剤の受け取りは、調剤薬局の営業時間内での受け取りになります。時間外の場合は、翌営業日の受け取りです。オンライン診療で診察できない場合や、症状の重さで対面受診をすすめられたり、救急搬送を依頼する場合もあります。大きな病気を見逃す可能性も0ではないので、適切な個人の判断が必要となります。

まとめ:今後はどうなる?

オンライン診療は「通院の負担を減らしたい」「小さな子どもと長時間待つのが大変」「仕事の後でも診てもらいたい」というニーズに応える医療サービスとして注目されています。今回は期間が限定されています。医療体制のテスト導入、患者の利用状況のチェック、対面診療とのバランス調整などで、医療資源の有効活用という実証ができれば、今後期間を限定しないオンライン診療が広がっていくかも?期待したいですね!

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