【松山市】2021年から3年間「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」が始まる!その全容が明らかに…!?
道後温泉本館が、2021年7月15日から後期保存修理期間の営業に移行しています。
道後温泉は2024年末の完了を目指し、営業しながらの保存修理を行っています。2014年の「道後オンセナート2014」を皮切りに、道後のまち全体をアートで彩る事業に取り組んでいます。そして今度は2021年から2023年までの3年間、「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」が始まります!コンセプトは「stay hot, stay creative」。さっそくプログラムを調べてみました。
☆シンボルデザイン☆
グラフィックデザイナー小林一毅氏によるシンボルデザインがお披露目されました。道後温泉地区に関わる「人」をユーモラスに描いた泡のように変幻自在な顔が、ポスターや看板、マップなどで多彩に展開予定だそうです。基本カラーは道後温泉本館の神の湯の塔屋に当たる振鷺閣(しんろかく)赤い色ガラスを基調とした「ギヤマンレッド」。カッコいいです!
☆だまし絵・歴史絵巻☆
2021年9月24日〜2024年2月29日まで、道後温泉本館の東側に建つ「振鷺亭(しんろてい)」に隅川雄二氏によるイラスト作品が展示されます。イラストはだまし絵の技法が生かされているそうです。楽しみですね。
☆ハダカヒロバ☆
2021年9月24日〜2024年2月29日まで、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」中庭に写真家、オープン映画監督の蜷川実花氏の写真が展示されます。こころもハダカになって道後温泉を楽しむ舞台となり、様々なイベントが行われるフリースペースとしても活用されるそうです。
☆道後温泉素屋根テント膜☆
これまでは手塚治虫の「火の鳥」ラッピングアートでした。
現在は取り外されて保存工事が進んでいます。2021年12月下旬、世界的美術家の大竹伸朗氏の作品が素屋根テント膜にプリントされ展開されます!大竹氏は東京出身ですが30年以上前に制作拠点を愛媛県宇和島市に移し、絵画や写真、映像などのアートやエッセイ、絵本なども創られています。東京2020公式アートポスターの制作アーティストにも選ばれ、2022年3月のホノルルトリエンナーレにも参加予定だそうです。世界的アーティストによるラッピングアート、楽しみです!!
他にも、公募で選ばれた松山市外の様々な分野のクリエイターたちが道後温泉地区に1週間滞在し創作・交流活動を行うプログラムや、国内の地域と多様に関わる人々のキーパーソンが道後で公開ディスカッションを行うサミットなどが予定されています。
まち全体がアートになる道後温泉活性化プロジェクトもいよいよ後半戦にさしかかりました。新型コロナウイルス感染症が道後温泉地区の観光産業に深刻なダメージを与えています。コロナ禍からの来るべき回復期の力を蓄えるため、地元でもこのプロジェクトを応援していきましょう!
道後温泉本館はこちら↓
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