【松山市】幻の松山銘菓つるの子を作る老舗和菓子店、西岡菓子舗を取材しました。おすすめの食べ方もご紹介!
松山には坊っちゃん団子、タルトなど様々なお菓子が有名ですが、知る人ぞ知るつるの子という松山銘菓はご存知ですか?西岡菓子舗さんで作られている幻のお菓子です。
ご家族経営で、無添加、こだわり抜いた材料ですべて手作りなので大量生産できません。それゆえ大手百貨店さんから何度も声がかかるものの、大量生産できない、防腐剤などが入れられないなどの理由で西岡製菓舗さん以外では購入できません。今後もよそに置かれる予定は無いそうで、まさにここでしか買えない幻のお菓子です。
福岡や岡山に「鶴の卵」というお菓子が昔からあるそうですが、つるの子はその鶴の卵とは全く別物だそうです。昭和初期より松山にあった老舗和菓子店ほてい屋で「つるの子」が販売されていました。西岡菓子舗の創業者がほてい屋で修行して独立し、今の西岡菓子舗をたちあげました。ほどなく、ほてい屋が廃業され「つるの子」は一時松山から消えてしまいまったそう。「つるの子」の味を惜しんだほてい屋の遠縁のお茶人より西岡菓子舗に「つるの子」の復活を依頼され、その後東京在住のほてい屋のご子孫に了承を得て認可製造販売するようになったそうです。
店内にもいろいろと貼ってありましたが、昭和天皇を始め、天皇陛下、天皇皇后、秋篠宮親王、秋篠宮紀子様、高松宮様など皇族の方々が松山に来られた際「つるの子」をご宿泊先でお召し上がりになり、お土産としてお持ち帰りになられたそうです。有名人では岡田茉莉子さん、阿川佐和子さん、夏井いつきさん、裏地桂子さん、松本伊代さん、友近さんが、直接来店して「つるの子」を購入されたそうですよ!クロマニヨンズの甲本ヒロトさんもつるの子ファンだそう!松山では結婚式の引き菓子としてもよく選ばれている、由緒あるお菓子です。
西岡菓子舗は閑静な住宅街にあります。道後温泉から徒歩は、歩けなくはないけど少し遠いです。市電の電停は南町または上一万が最寄り駅です。車だとナビ必須。道はかなり狭く、車は離合が難しい場所もあります。
お店横に駐車場もありました。2、3台しか停められないですが、長く停める車はいないのでタイミングが悪くなければすぐ停められます。
和菓子やロールケーキも!すべて手作りで、お茶会のお茶菓子にもよく利用されるそうです。
大量生産できないので、午前中で売り切れることもしばしば。来店前に電話をするか、午前中の来店が確実です。
実際に購入しました。外側はマシュマロのよう、中はカスタードよりも濃厚な卵!という感じ。不思議な食感です。
お店の方にも教えて頂いたのですが、無添加のため賞味期限が短いです。食べ切れない時やお土産ですぐ人に渡せない時は冷凍するといいそうです。自然解凍でも十分美味しいですが、冷凍したまま食べるとまた食感が変わって美味しいです。私は冷凍の方が好みでした〜!
ちなみに2020年のお年賀も予約受付中だそうです。
干支のネズミが可愛い!お子さんが喜びそうですね。つるの子以外の和菓子も人気です。ぜひ松山に来られた際はお土産に持って帰ってもらいたい幻の銘菓です。
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