【松山市】2026年12月で松山でのカール生産終了。四国明治松山工場閉鎖、今後は大阪へ移管。
人気スナック菓子「カール」を製造している「四国明治 松山工場」が2026年12月に閉鎖されるという報道がありました。号外NET中予読者様からも情報提供をいただいており、このニュースに多くの松山市民の関心が寄せられていることがわかります。カールは松山工場だけで作られており、松山土産やふるさと納税の返礼品としても人気でした。一体何があったのでしょうか。

背景-カールと四国明治松山工場の歴史-
カールは1968年に明治から登場した人気のスナック菓子。2017年8月、明治はカールの全国販売を終了し、西日本限定での販売に切り替えると発表しました。理由は売上の低迷と、生産・物流コストの効率化を図るためでした。そして現在西日本で販売されているカールの製造は、愛媛県松山市にある四国明治松山工場だけで行われていました。これまで「カール=松山で作られているお菓子」というイメージが定着していました。
何が起きたか-松山工場、2026年12月で閉鎖決定-
2025年10月、明治は「四国明治 松山工場」を2026年12月をもって閉鎖することを発表しました。「収益性や競争力などの経営基盤を強化するため」とのことです。閉鎖後、カールの製造は大阪府高槻市にある「明治 大阪工場」に移管され、販売は西日本地域限定で継続される見込みとなっています。カールそのものが完全に消えるわけではありません。ただ「愛媛県松山市で作られたカール」という地域に根付いた「松山のカール」は2026年末で幕を閉じることとなります。

地域、社会への影響
松山工場は「カールのまち」としてお土産などの観光資源の象徴的な存在となっていました。松山市のふるさと納税返礼品としてもカールが採用されており、地域経済や自治体の収入にも貢献してきました。地域にとっては、単なる工場の閉鎖以上に、観光資源の喪失、アイデンティティの一部が失われたような、そんな大きな意味合いがあるように思います。
今後の動き
工場閉鎖後もカールの製造と販売は継続されます。ただし「松山のお土産としてのカール」という意味合いはなくなるため、お土産や地元愛を目的にしていた方にとっては価値が変わる可能性があります。地元を応援したい人、思い出に残したい人は、閉鎖までに「松山製カール」をたくさん味わったり、記録として残しておくなどしてくださいね。
☆みちみち様、情報提供いただきありがとうございます。☆
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