【松山市】愛媛県タクシー運賃13.26%値上げ。2025年12月19日からの新料金、値上げ理由、影響を解説。
2025年12月19日より、四国運輸局の公示により愛媛県のタクシー運賃が13.26%引き上げられることになりました。2023年以来の値上げとなります。
今回は初乗り料金、距離加算などすべての区分が見直されています。駅の近くに住んでいなくて、飲みに出かけた帰りはタクシーを使うという方、通勤、出張や観光、空港アクセスなどタクシーを利用する機会の多い方にとって、見過ごせない変化だと思います。本記事にて「新運賃の概要」「なぜ値上げされたか」「利用者の影響」「今後の対応のヒント」などを詳しく解説します。
普通車(小型/中型統一)の新料金
新料金では小型/中型区分が廃止され、普通車に一本化されました。
・初乗り…1.1km580円→1.0km600円
・加算…315mごとに100円
・時間距離併用性も適用
短距離利用でも値上げの影響を実感しやすい部分かと思います。

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大型車・特定大型車の新料金
荷物が大きい時、空港アクセスなどで利用するケースが多い大型車も値上げへ。
・大型車1.1km630円→1.0km670円
・特定大型車1.1km660円→1.0km700円
観光やビジネス利用の人は費用差が出るのでお気を付けください。また、車いす利用者の方などの負担増にもつながる値上げです。
迎車料金は200円に統一
配車アプリや電話配車の場合、迎車料金200円に統一予定(愛媛近鉄タクシーホームページ)
なぜ13.26%の値上げ?
タクシー会社から値上げの要請があり、燃料費高騰や人件費の上昇、運転手の待遇改善が背景にあるようです。また、今回の改定で「小型車/中型車」→「普通車」の車種区分整理も行われ、料金体系がシンプルになりました。コスト増への対応、サービス維持、車種整理を総合的に反映した改定です。

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利用者にとっての影響と注意点
初乗り料金が上がるため、ちょっとした移動でも値上げを実感しやすくなり、以前よりタクシー利用のハードルがやや上がる可能性があります。深夜帯や荷物が多い時など、普通車以外の利用になる場合には特に割高感を感じやすくなりそう。配車アプリ、電話配車で迎車料金200円がかかるということも念頭に入れておく必要があります。車種区分が整理されたことで、小型・中型の料金差がなくなり、シンプルになったのはわかりやすくて良いと思います。
タクシーを賢く使う
配車アプリで事前見積もりを活用したり、バスや電車とのコストと時間の比較、空港や駅移動の場合定額タクシーがあるかをチェックすると、金額にギャップを感じにくくできそう。
今回の改定は、燃料費の高騰や待遇改善など、業界全体の課題解決を伴う大規模な見直しといえます。物価の上昇を考えると値上げも受け入れなくては…と思う反面、手軽に使っていた交通手段も、今後は公共交通機関との使い分けや見積もりの活用など、移動コストに対してより意識する消費者が増えそうです。





