【松山市】22年ぶりに…2023年4月1日から、松山市の水道料金が値上がりします。
松山市の水道料金が2023年4月1日から値上がりします。
松山市議会で、水道料金を平均で13.89%引き上げる条例の改正案などが、2人退席・賛成35・反対4の賛成多数で可決、成立しました。1年前の2022年3月定例会議でも水道料金引き上げの話は出ていたのですが、事業の現状や料金改定の必要性をもっと市民に周知すべきという意見が多く、またコロナ禍で経済的打撃を受けている家庭も多いという理由で、継続審査、議会改選で廃案となった経緯があります。
松山市は水を将来に渡り安定供給するためには、南海トラフ地震に備えて水道施設の耐震化や老朽化に伴う更新が必要だとし、料金改定は避けて通れないと判断。改正案の再提出と可決のために、1年間広報誌やマスコミを通じて、必要性について周知していました。2022年に市議会に示した料金より上がっているのは、電気料金の高騰により水道施設を稼働させる経費がかかっているからだそうです。
月に20トンの水を使用する一般的な家庭の場合、水道料金は現在の2795円から375円増の3170円になるそうです。松山市の水道料金の引き上げは22年ぶり。光熱費だけでなく様々な物価が軒並み値上がりしているので、水道料金の値上がりは正直困りますが…今後40年以内に発生する確率が90%程度にも上るとされる南海トラフ地震にも備える必要もあります。一旦は一年先延ばしになったものの、松山市民で負担するしかなさそうです。安心して過ごせるまちづくりをしていただきたいですね。